| 2005/11/06(日) 07:33 | 映画 |
| 映画 『空中庭園』 |

極めて久しぶりに、本当に良い映画を観ました。
そして今自分が抱えている『本当の悩み』を自覚してしまいました。
『家族の間で隠し事をしてはならない』
という、シンプルであり乍ら、現実的ではない家族ルールが中心に話はまわるのですが、
話が進むにつれ、その虚構の約束事 〜ソ連の社会主義のような〜 が崩壊していきます。
というより、もともと崩壊していたのでしょう。
そのルールこそが、小泉今日子演じる絵里子の、実母に対するトラウマの表れであり、
そのトラウマの打破への挑戦を、自分の家族で実行しようと試みたのでしょう。
しかし実母は、其の絵里子の挑戦を、悉く剥いでいってしまいます。
その行動がまるでウチの母のようで、なんともいえない気分になってしまいました…
それぞれの人々の関係、家族であり乍ら近いような遠いような、
微妙な距離感のリアリティが存在したようにも思います。
母から見た家族
母から見た実母
実母から見た母としての子供
子供から見た母
子供から見た家族
家族の中の母
等々…
『家族』という関係に悩み、『実親』に対するコンプレックスと過去との対峙など…
かくいう私もその一人であり、おそらくは私の実姉もまた…
だからこそ心に響いてしまったのでしょうねぇ。
目を背けたくなる程のリアリティというか、生々しさというか、
精神状態によっては直視できない恐れもあるかもしれません。
しかし小泉今日子、すばらしい女優になったもんです。
『なんてったってアイドル』
じゃあなかったのですか?素晴らしすぎます。
で、なぜこの映画が単館系なのか不思議ではあったのですが、
観てみて、なんとなくわかったようなわからないような…
ミニシアターだからこそ良い映画、という見解もありますが、
まあきっとそういう事なのでしょう。
ああ、言いたい事がまとまらない…
自分でも整理のついていない、
しばらくは『ノドに刺さった魚の骨』のような存在であるこのテーマ。
30台の間に、ある程度形にしておきたいモノです。
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